初期費用・解約金は0円なので、手元の検針票で試算してから決めるのがいちばん失敗しない選び方です。
毎月の電気代は、電気の仕入れ値の変動によって上下する点だけ覚えておいてください。
なお、オール電化住宅には向かないため、その場合は今のオール電化向けプランを続けるほうが無難です。
上から順に、YES・NOで答えてください。
検針票(電気の使用量のお知らせ)が手元にあると、より正確に判断できます。
※診断は目安です。夕方〜夜(16〜23時)に電気を多く使う家庭は、きほんプランが有利になりやすい傾向があります。根拠は記事内の「各プランの損益分岐点」で解説しています。
- シン・エナジーのプランは全5種類|まず全体像を把握する
- 【家庭向け】きほんプランと生活フィットプランを比較
- きほんプラン/【昼】生活フィットプラン/【夜】生活フィットプラン
- 時間帯区分と単価の比較表(関東エリア)
- 各プランの損益分岐点はどこ?使い方ごとに比較
- 家族構成・暮らし方別のおすすめプラン診断
- まずは検針票で「契約」と「使用量」を確認しよう
- 【店舗・事務所向け】シン・エナジーは事業用にも向いている?
- 小規模店舗・事務所は「プランC」が軸になる
- 複数店舗を持つ事業者のメリット
- エリア別|今シン・エナジーが安いエリア・高いエリア
- シン・エナジーの口コミ・評判(ソラマルセレクト編集部 独自調査)
- シン・エナジーのメリット・デメリット
- 他社と比べてどう?選ぶべき人・選ばない方がいい人
- 【相談事例】家庭・店舗別におすすめしたプランと理由
- 相談①:共働き・子ども2人の家庭
- 相談②:在宅ワーク・犬がいる家庭
- 相談③:15席のカフェ
- 申し込みの流れとプラン変更の方法
- よくある質問(FAQ)
電気料金の記事には、聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。読んでいてわからない言葉があれば、ここに戻って確認してください。
シン・エナジーのプランは全5種類|まず全体像を把握する
シン・エナジーは、兵庫県神戸市に本社を置く新電力です。
太陽光やバイオマスなど、再生可能エネルギーの発電所開発を本業としながら、沖縄を含む全国で電気の小売を行っています(離島を除く)。
低圧向けの料金プランは、家庭向けが3種類、店舗・事業所向けが2種類の合計5種類です。
名前が似ていて違いが分かりにくいのですが、選び方の軸は意外とシンプルです。
「契約容量が60A以下か、それを超えるか」
「電気を使う時間帯に偏りがあるか」
「業務用の動力機器を使うか」
この3点を確認すれば、自分に合うプランはほぼ自動的に決まります。
まずは一覧で全体像をつかみ、そのあと家庭向け・店舗向けの順に掘り下げます。
最後まで読めば、自分の家やお店がどのプランで申し込むべきかがはっきりするはずです。
わからない言葉が出てきたら、目次の下の「用語解説」を見返してください。
| プラン名 | 大手電力でいうと | 対象となる契約 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| きほんプラン | 従量電灯B(関西・中国・四国・沖縄は従量電灯A) | 30A〜60A(6kVAまで) | 電気を使う時間に偏りがない一般家庭 |
| 【昼】生活フィットプラン | 時間帯別プラン | 60A(6kVA)まで | 在宅ワーク・ペットがいるなど日中に電気を使う家庭 |
| 【夜】生活フィットプラン | 時間帯別プラン | 60A(6kVA)まで | 深夜にタイマー家電などをまとめて使う家庭 |
| プランC | 従量電灯C | 原則6kVA以上50kVA未満 | 大家族・二世帯住宅・小規模な店舗や事務所 |
| 低圧動力ワイド | 低圧電力(動力) | 3相200Vの業務用機器 | 飲食店・美容室・小規模工場など |
※法人名義で契約する場合、公式サイトの法人向けページでは「法人プランB」「法人プランC」として案内されています。
家庭向けの3プラン(きほんプラン・【昼】生活フィットプラン・【夜】生活フィットプラン)
家庭向けのプランは、大手電力の「従量電灯」に相当するきほんプランと、時間帯で単価が変わる生活フィットプラン(昼型・夜型の2種類)です。
きほんプランは、使用量が増えるほど単価が上がる3段階の料金体系です。
何時に電気を使っても単価は同じなので、今の検針票とそのまま比べられます。
生活フィットプランは、1日を「デイタイム」「ライフタイム」「ナイトタイム」の3つに分けて単価を設定しています。
昼型は日中が安く、夜型は深夜が安くなり、安くなる時間帯がちょうど逆になります。
どちらも契約容量60A(6kVA)までの家庭が対象です。
編集部としては、迷ったらきほんプランを基準にして、生活フィットで得をするかを試算する順番をすすめます。
時間帯別プランは、合わない暮らし方だとかえって高くなるためです。
電気を多く使う家庭・店舗向けの「プランC」と法人プラン
プランCは、大手電力の「従量電灯C」に相当するプランです。
対象は契約容量が原則6kVA以上50kVA未満の契約で、60Aでは足りない大家族や二世帯住宅、小規模な店舗・事務所が当てはまります。
料金の仕組みはきほんプランと同じ3段階ですが、契約容量が大きい分、基本料金の差がそのまま節約額に響きやすいのが特徴です。
比較サイトの試算では、東北・東京・九州の3エリアで、従量電灯C相当の条件なら最安水準と評価されたこともあります。
法人名義で契約する場合も、初期費用・解約手数料・違約金はすべて0円で、契約期間の縛りもありません。
店舗の電気は家庭より使用量が多いため、単価のわずかな差でも年間では大きな金額になります。
「家庭向けの電力会社」という印象を持たれがちですが、実は事業用の選択肢として見直す価値のあるプランです。
業務用機器向けの「低圧動力ワイド」
低圧動力ワイドは、3相200ボルトの業務用機器を動かすための動力契約向けのプランです。
飲食店の大型エアコンや業務用冷蔵庫、工場のポンプやコンプレッサーなどがこれに当たります。
店舗では、照明やコンセント用の「電灯契約」と、業務用機器用の「動力契約」の2本を結んでいるケースが一般的です。
低圧動力ワイドは、契約電力に応じた基本料金に加えて、夏季とその他の季節で電力量料金の単価が変わる仕組みになっています。
家庭向けが中心の新電力には、動力プランを用意していない会社も少なくありません。
その中で、電灯と動力をまとめて同じ会社に切り替えられるのはシン・エナジーの大きな強みです。
請求先がひとつにまとまるため、経理の手間も減らせます。
全プラン共通の料金の仕組み(電源調達調整費・容量拠出金相当額)
シン・エナジーの電気料金は、次の式で計算されます(沖縄エリアを除く)。
「基本料金+電力量料金±電源調達調整費+容量拠出金相当額+再エネ賦課金」
大手電力との最大の違いは、燃料費調整額の代わりに電源調達調整費が使われている点です。
電源調達調整費は、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動して毎月変わります。
市場価格が落ち着いている月は安くなり、高騰した月は大手より高くなることもあります。
さらに2024年度からは、容量市場の費用を負担する容量拠出金相当額も電気代に加わっています。
2026年度の単価はエリアごとに異なり、下の表のとおりです。
当月の電源調達調整単価は、シン・エナジー公式サイトの料金ページで確認できます。
基本料金や電力量料金の単価だけを見ると、大手よりかなり安く見えます。
しかし、調整費まで足した合計額で比べないと判断を誤るので注意してください。
| エリア | 北海道 | 東北 | 東京 | 中部 | 北陸 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 容量拠出金相当額(円/kWh・税込) | 1.43 | 1.21 | 1.10 | 1.54 | 1.65 | 1.32 | 1.21 | 1.54 | 2.20 |
※2026年度(2026年4月〜2027年3月)の単価。沖縄エリアは燃料費調整額で計算され、容量拠出金相当額はかかりません。電源調達調整単価は毎月変わるため、最新の単価は公式サイトで確認してください。
電気代は、大きく「①プランの単価で決まる部分」と「②毎月上下する調整額」の2つに分かれます。
①は基本料金や電力量料金などで、プランを選んだ時点で決まります。
②は、シン・エナジーなら電源調達調整費、大手電力なら燃料費調整額で、毎月変わります。
この記事の試算は、②を除いた「単価ベース」で比べています(再エネ賦課金と容量拠出金相当額は含めています)。
②は月によってシン・エナジーが有利にも不利にもなるため、実際の請求額は試算より高くなることも、安くなることもあります。
一方で、シン・エナジーのプラン同士を比べる場合は、②が同じように加わるため、比較結果にはほとんど影響しません。
【家庭向け】きほんプランと生活フィットプランを比較
家庭向けの3プランは、どれも契約容量60A(6kVA)までが対象です。
違いは「電気を使う時間帯によって単価が変わるかどうか」だけです。
生活フィットプランは魅力的に見えますが、2023年10月の料金改定で値上げされ、時間帯区分も変更されました。
その結果、昼か夜に使用量がかなり偏っている家庭でない限り、きほんプランのほうが安くなるケースが多いのが現状です。
ここでは関東エリアの単価を例に、3プランの違いを具体的に見ていきます。
単価の数字を比べるだけでなく、自分の家が何時に電気を多く使っているかを思い浮かべながら読むと判断しやすくなります。
きほんプラン|大手の従量電灯から切り替えるなら基本はこれ

出典:シン・エナジー
きほんプランは、大手電力の従量電灯Bに相当するプランです。
使用量に応じて単価が3段階で上がる仕組みも同じなので、今の検針票とそのまま比べやすいのが特徴です。
関東エリアでは、基本料金・電力量料金ともに東京電力の従量電灯Bより低く設定されています。
40A・月375kWhの家庭で試算すると、単価ベースで東京電力より月4,000円ほど安い計算です。
競合の固定単価型新電力との違いは、生活スタイルが変わったときにマイページから昼型・夜型へ手数料なしで乗り換えられる点です。
「ぴったりプラン診断」で、実際の使用量からおすすめのプランを確認することもできます。
時間帯に偏りのない一般的な家庭や、まずはシン・エナジーを試してみたい人に向いているプランです。
| 項目(関東エリア・税込) | シン・エナジー きほんプラン | 東京電力 従量電灯B |
|---|---|---|
| 基本料金 30A | 796.06円 | 935.25円 |
| 基本料金 40A | 1,061.41円 | 1,247.00円 |
| 基本料金 50A | 1,326.76円 | 1,558.75円 |
| 基本料金 60A | 1,592.12円 | 1,870.50円 |
| 電力量料金 第1段階(〜120kWh) | 19.67円/kWh | 29.80円/kWh |
| 電力量料金 第2段階(121〜300kWh) | 24.78円/kWh | 36.40円/kWh |
| 電力量料金 第3段階(301kWh〜) | 27.71円/kWh | 40.49円/kWh |
| 容量拠出金相当額 | 1.10円/kWh | ―(料金単価に含む) |
| 燃料費調整額・電源調達調整費 | 電源調達調整費(月ごとに変動) | 燃料費調整額(月ごとに変動) |
| 月額目安(40A・375kWh) | 約11,940円 | 約15,979円 |
※燃料費調整額・電源調達調整費を除いた単価ベースの試算です(詳しくは「この記事の料金試算について」)。
【昼】生活フィットプラン|日中に在宅している家庭向け

出典:シン・エナジー
【昼】生活フィットプランは、デイタイム(平日9〜16時、休日8〜22時)の単価が安いプランです。
関東エリアでは、デイタイムが20.05円/kWhと、きほんプランの第2段階(24.78円/kWh)より5円近く安く設定されています。
競合との大きな違いは、昼間の電気が安いプランそのものが珍しい点です。
新電力の時間帯別プランは「夜が安い」タイプがほとんどで、日中の単価を下げたプランを選べる会社はほとんどありません。
一方で、平日の朝(6〜9時)と夕方〜夜(16〜23時)のライフタイムは32.65円/kWhと高めです。
平日の夕食どきに電気を多く使う家庭では、この時間帯の割高分で昼の節約が打ち消されてしまいます。
在宅ワークの人、日中もエアコンをつけておきたいペットがいる家庭、小さな子どもと日中家で過ごす家庭に向いているプランです。
▶ シン・エナジー公式サイトで【昼】生活フィットプランを見る
【夜】生活フィットプラン|深夜に電気をまとめて使う家庭向け

出典:シン・エナジー
【夜】生活フィットプランは、ナイトタイム(平日23時〜翌6時、休日22時〜翌8時)の単価が安いプランです。
関東エリアでは、ナイトタイムが18.88円/kWhと、3プランの中でいちばん安い単価になっています。
ただし、平日16〜23時のライフタイムは32.65円/kWhです。
「共働きで夜型だから夜プラン」と考えがちですが、帰宅後の19〜22時は高い時間帯に入ってしまいます。
実際に安くなるのは、23時以降にタイマーで家電を動かせる家庭です。
大手電力のオール電化向けプランとの違いは、オール電化専用ではない分、夜間以外の単価差が小さいことです。
そのため、エコキュートを使う家庭が大手のオール電化プランから乗り換えても、安くなるとは限りません。
食器洗い乾燥機や洗濯乾燥機を深夜に予約運転している家庭や、電気自動車を夜間に充電する家庭に向いているプランです。
▶ シン・エナジー公式サイトで【夜】生活フィットプランを見る
時間帯区分と単価の比較表(関東エリア)
3プランの単価を時間帯ごとに並べると、それぞれの得意・不得意がはっきりします。
ポイントは、生活フィットプランのライフタイム(平日6〜9時・16〜23時)はどちらも32.65円/kWhと高いことです。
一般的な家庭で電気の使用がいちばん多いのは、夕方から夜にかけての時間帯です。
つまり、生活フィットプランはどちらを選んでも、多くの家庭にとっていちばん使う時間帯がいちばん高いという構造になっています。
一方、生活フィットプランの基本料金は30Aで565.20円と、きほんプランより2割以上安く設定されています。
使用量が少ない家庭ほど、この基本料金の差が効いてきます。
下の表を見ながら、自分の家の「得意な時間帯」の使用割合を考えてみてください。
| 時間帯区分 | 対象時間 | きほんプラン | 【昼】生活フィット | 【夜】生活フィット |
|---|---|---|---|---|
| 基本料金(30A) | ― | 796.06円 | 565.20円 | 565.20円 |
| デイタイム | 平日9〜16時/休日8〜22時 | 19.67〜27.71円/kWh (使用量で3段階) | 20.05円/kWh | 26.25円/kWh |
| ライフタイム | 平日6〜9時・16〜23時 | 32.65円/kWh | 32.65円/kWh | |
| ナイトタイム | 平日23〜翌6時/休日22〜翌8時 | 22.98円/kWh | 18.88円/kWh |
※関東エリアの税込単価。別途、電源調達調整費・容量拠出金相当額・再エネ賦課金がかかります。生活フィットプランは契約容量60A(6kVA)まで申し込めます。
各プランの損益分岐点はどこ?使い方ごとに比較
きほんプランと生活フィットプランのどちらが安くなるかは、デイタイム・ライフタイム・ナイトタイムの3つの時間帯に、どんな割合で電気を使うかで決まります。
ここでは、関東エリア・40A・月300kWhの家庭を例に、時間帯の割合だけを変えて月額を比較しました。
| DAY:LIFE:NIGHT | 1:1:1 | 3:2:1 | 2:3:1 | 1:2:3 | 4:1:1 | 1:1:4 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 使用量の内訳(kWh) | 100:100:100 | 150:100:50 | 100:150:50 | 50:100:150 | 200:50:50 | 50:50:200 |
| きほんプラン | 9,466円 | 9,466円 | 9,466円 | 9,466円 | 9,466円 | 9,466円 |
| 【昼】生活フィットプラン | 9,906円 | 9,759円 | 10,389円 | 10,052円 | 9,129円 | 9,569円 |
| 【夜】生活フィットプラン | 10,116円 | 10,484円 | 10,804円 | 9,747円 | 10,164円 | 9,059円 |
| 最安のプラン | きほん | きほん | きほん | きほん | 【昼】 | 【夜】 |
※関東エリア・40A・月300kWhの税込試算。燃料費調整額・電源調達調整費を除いた単価ベースの試算です(詳しくは「この記事の料金試算について」)。
表のとおり、1:1:1から1:2:3までの4パターンでは、すべてきほんプランが最安です。
月300kWhの場合、きほんプランは第3段階の単価がかからないため、1kWhあたりの平均単価が約22.7円と低く抑えられるからです。
2:3:1のようにライフタイムの割合が高いと、【昼】【夜】どちらもきほんプランより月900円以上高くなります。
生活フィットプランが逆転するのは、ライフタイムの割合を全体の6分の1程度まで抑えたときです。
デイタイム中心の4:1:1なら【昼】生活フィットプランが月337円、ナイトタイム中心の1:1:4なら【夜】生活フィットプランが月407円、きほんプランより安くなります。
もうひとつ、損益分岐点を動かすのが月の使用量です。
下の表は、ライフタイムの割合を30%に固定したときに、生活フィットプランがきほんプランより安くなる条件をまとめたものです。
| 月の使用量(ライフタイム30%) | 【昼】が安くなるデイタイムの割合 | 【夜】が安くなるナイトタイムの割合 |
|---|---|---|
| 200kWh | 逆転しない | 67%以上 |
| 300kWh | 逆転しない | 60%以上 |
| 400kWh | 39%以上 | 46%以上 |
| 450kWh | 27%以上 | 42%以上 |
| 500kWh | 18%以上 | 38%以上 |
※関東エリア・40Aの税込試算。ライフタイム以外の70%をデイタイムとナイトタイムに分けた場合の分岐点です。「逆転しない」は、残りの70%をすべてデイタイムにしても【昼】生活フィットプランがきほんプランを下回らないことを示します。
月400kWhを超えると、生活フィットプランが一気に有利になります。
きほんプランは300kWhを超えた分に第3段階の27.71円/kWhがかかる一方、生活フィットプランは使用量が増えても時間帯ごとの単価が変わらないためです。
反対に、月300kWh以下の家庭では、ライフタイムをかなり減らさない限り、きほんプランには勝てません。
ソラマルセレクト編集部の結論は、月300kWh前後の家庭はきほんプラン、月400kWhを超えてライフタイムが3割程度に収まる家庭は生活フィットプランを検討です。
自分の家の月の使用量は検針票で、時間帯ごとの割合は電力会社の会員ページで確認できるので、表と照らし合わせてからプランを選んでください。
編集部の見解|生活フィットプランは「使う時間の偏り」がないと得しにくい
ソラマルセレクト編集部の見解として、生活フィットプランは「なんとなく夜型だから」で選ぶと損をしやすいプランだと考えています。
シン・エナジー公式サイトの節約試算を見ると、【昼】はデイタイムの使用割合45%、【夜】はナイトタイムの使用割合55%という前提で計算されています。
言い換えると、使用量の半分近くが得意な時間帯に集中していなければ、試算どおりには安くなりません。
そこで編集部がすすめるのは、まずきほんプランで契約し、数ヶ月分の時間帯別の使用量を確認してから切り替える方法です。
シン・エナジーのマイページでは、使用量を時間別のグラフで確認できます。
プラン変更に手数料はかからないので、実際のデータを見てから判断しても遅くありません。
感覚ではなく自分の家の使用データで決めることが、生活フィットプランで失敗しないいちばんの方法です。
家族構成・暮らし方別のおすすめプラン診断
「結局、うちはどのプランを選べばいいのか」という疑問に、家族構成と暮らし方の組み合わせで答えます。
プランを選ぶときに見るべきなのは、家族の人数よりも契約アンペアと、電気を使う時間帯です。
同じ4人家族でも、全員が日中外出している家庭と、在宅ワークの親がいる家庭では最適なプランが変わります。
下の早見表で当てはまるタイプを確認し、そのあと各タイプの解説を読んでください。
なお、どのタイプでも住んでいるエリアによって大手電力との損得が変わる点は共通です。
エリアごとの状況は「エリア別|今シン・エナジーが安いエリア・高いエリア」で詳しく解説しているので、プランとエリアの両方を確認してから申し込むようにしてください。
家電の使い方まで含めた具体的な電気代の試算は、後半の「【相談事例】家庭・店舗別におすすめしたプランと理由」で紹介しています。
| 暮らし方のタイプ | 契約容量の目安 | 編集部のおすすめ | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 一人暮らし・二人暮らし | 30〜40A | きほんプラン | 節約額は小さめ。エリア次第 |
| 共働き夫婦・子育て世帯 | 40〜60A | きほんプラン | 深夜の予約運転が多いなら【夜】 |
| 在宅ワーク・ペットがいる家庭 | 40〜60A | 【昼】生活フィットプラン | 日中の使用割合が高いほど有利 |
| 大家族・二世帯住宅 | 6kVA(60A)超 | プランC | シン・エナジーの強みが出やすい |
| オール電化住宅 | ― | 基本的に非推奨 | 専用プランがないため要試算 |
まずは検針票で「契約」と「使用量」を確認しよう
プランを選ぶ前に、今の電力会社の検針票(電気の使用量のお知らせ)を用意してください。
紙で届いていない場合は、電力会社のWeb会員ページやアプリで同じ内容を確認できます。
見るべき場所は、下の表の4か所だけです。
特に「契約種別」と「契約容量」がわかれば、選べるプランの候補がほぼ決まります。
| 確認する項目 | 検針票での書かれ方の例 | わかること |
|---|---|---|
| 契約種別 | 「従量電灯B」「従量電灯C」「低圧電力」など | 家庭向けの契約か、大家族・お店向けの契約か、動力の契約があるか |
| 契約容量 | 「40A」「8kVA」など | 60A以下ならきほんプラン・生活フィットプラン、6kVA以上ならプランC |
| 使用量 | 「375kWh」など | 月400kWhを超えるかどうかで、生活フィットプランが有利になるかが変わる |
| 時間帯ごとの使用量 | 検針票には載らないことが多く、会員ページの「30分ごと」「時間別」のグラフで確認 | デイ・ライフ・ナイトのどの時間帯に多く使っているか |
※項目名や書かれ方は、電力会社によって異なります。
使用量は季節によって大きく変わります。
1か月分だけで判断せず、夏と冬を含めた複数月の使用量を見ておくと、プラン選びを誤りにくくなります。
会員ページでは、過去1年分の使用量を確認できる電力会社が多いので、あわせてチェックしてみてください。
一人暮らし・二人暮らし
一人暮らしや二人暮らしで電気の使用量が少ない家庭は、きほんプランが基本です。
平日は仕事で家を空け、帰宅後の夕方から夜に電気を使う暮らし方だと、生活フィットプランの高いライフタイムに当たってしまうためです。
一人暮らし(30A・月167kWh)で単価ベースの試算をすると、関東エリアでは東京電力より月1,700円ほど安くなる計算です。
一方で、中部・関西エリアでは差がほとんどなく、九州エリアでは月200円ほど高くなります。
使用量が少ない家庭ほど、調整費の変動が請求額に与える影響も相対的に大きくなります。
一人暮らしの場合は、プランよりも住んでいるエリアと調整費の水準が損得を左右するため、大手電力や固定単価型の新電力と見比べてから決めるのが安全です。
共働き夫婦・子育て世帯
共働きで平日の日中は家に誰もいない家庭も、まずはきほんプランを選ぶのがおすすめです。
「夜型だから【夜】生活フィットプラン」と考えがちですが、帰宅後の16〜23時は32.65円/kWhの高い時間帯に入ります。
夕食の支度やお風呂、子どもの宿題の時間にエアコンや照明を使う家庭では、かえって高くなる可能性があります。
【夜】生活フィットプランが向いているのは、食器洗い乾燥機や洗濯乾燥機を23時以降に予約運転している家庭です。
また、休日は朝8時まで、夜は22時からナイトタイムになるので、休日の朝や夜に家事をまとめる家庭にも合います。
子育て世帯は使用量が多くなりやすく、第3段階の単価がかかる月も増えます。
家電の予約運転を習慣にできるかどうかが、きほんプランと【夜】生活フィットプランの分かれ目です。
在宅ワーク・ペットがいる家庭
在宅ワークの人がいる家庭や、日中もエアコンをつけておきたいペットがいる家庭は、【昼】生活フィットプランが最有力です。
平日9〜16時のデイタイムが20.05円/kWh(関東エリア)と安く、日中の使用量が多いほど効果が大きくなります。
特に夏場は、日中にエアコンを8時間近く動かす家庭も珍しくありません。
この時間帯の電気がきほんプランより1kWhあたり5円近く安くなるので、夏と冬の電気代が高い家庭ほど差がつきます。
休日は8〜22時がまるごとデイタイムになる点も、家族が家で過ごす週末には好都合です。
注意したいのは、平日の朝と夕方以降のライフタイムが32.65円/kWhと高いことです。
在宅ワークでも、夕食後に家族全員が家電を使う時間が長い家庭では、昼の節約分が相殺されます。
月の使用量とライフタイムの割合を、マイページの時間別グラフで確認してから切り替えると確実です。
目安は「各プランの損益分岐点」の表で確認できます。
大家族・二世帯住宅(60A超)はプランCが有力
60Aでは足りず、6kVA以上で契約している大家族や二世帯住宅は、シン・エナジーのプランCが最も力を発揮するタイプです。
プランCは大手の従量電灯Cに相当するプランで、契約容量が大きいほど基本料金の差が大きくなります。
比較サイトの試算では、東北・東京・九州エリアの従量電灯C相当の条件で、多くのケースで最安水準という評価も出ています。
使用量の多い家庭は、単価の差が毎月そのまま積み上がるため、年間の差額も大きくなりやすいのが特徴です。
X(旧Twitter)では、冬に暖房をつけっぱなしにするため、きほんプランからプランCに切り替えたという投稿も見られました。
契約容量の変更が必要な場合は、ブレーカーの交換などで一般送配電事業者の作業が入ることがあります。
今の契約が従量電灯Cかどうかは検針票に記載されているので、まず検針票の「契約種別」と「契約容量」を確認してください。
オール電化住宅は注意が必要
オール電化住宅の場合、ソラマルセレクト編集部としてはシン・エナジーへの切り替えは基本的におすすめしません。
シン・エナジーにはオール電化専用のプランがないためです。
深夜が安い【夜】生活フィットプランを選ぶ人もいますが、大手電力のオール電化プランとは料金の設計が異なります。
エコキュートや蓄熱暖房機など、深夜の電気で動く設備をフル活用する前提のプランではないので、乗り換えると電気代が上がる可能性があります。
また、オール電化向けの大手プランは契約をやめると同じ条件で戻れない場合もあるため、慎重に判断してください。
オール電化住宅で電気代を見直したい場合は、オール電化向けのプランを持つ電力会社と比較するか、太陽光発電や蓄電池で昼間の電気を自給する方法を検討するほうが効果的です。
【店舗・事務所向け】シン・エナジーは事業用にも向いている?
シン・エナジーの比較記事の多くは家庭向けプランだけで終わっていますが、ソラマルセレクト編集部は店舗・事務所こそシン・エナジーを検討する価値があると考えています。
理由は、店舗の電気が家庭より使用量も契約容量も大きいためです。
1kWhあたりの単価差がわずかでも、使用量が数倍になれば年間の差額も数倍になります。
公式の法人向けページには、契約容量18kVAの飲食店(120席)で年間約26万円、14kVAの信用金庫の支店で年間約6万円の削減になったという試算例が掲載されています。
もちろん試算の条件はお店ごとに違いますが、「家庭向けの電力会社」というイメージだけで候補から外すのはもったいないというのが編集部の結論です。
ここでは、業種や店舗の形態ごとにどのプランを選ぶべきかを整理します。

出典:シン・エナジー
| 業種・形態 | 電灯(照明・コンセント) | 動力(業務用機器) |
|---|---|---|
| 小規模な事務所・士業事務所 | プランC(法人プランC) | 通常は不要 |
| 小売店・薬局・衣料品店 | プランC(法人プランC) | 業務用空調があれば低圧動力ワイド |
| 飲食店・カフェ | プランC(法人プランC) | 低圧動力ワイド |
| 美容室・トレーニングジム | プランC(法人プランC) | 低圧動力ワイド |
| グループホーム・小規模な介護施設 | プランC(法人プランC) | 業務用空調があれば低圧動力ワイド |
| 契約電力50kW以上の店舗・工場 | 高圧契約のため、法人向けの高圧プランで別途相談 | |
※公式の法人向けページでは、衣料品小売店・飲食製造小売店・薬局・トレーニングジム・グループホームを対象にした試算例が紹介されています。
小規模店舗・事務所は「プランC」が軸になる
照明やパソコン、レジ、冷蔵ショーケースなどを使う小規模な店舗や事務所は、多くの場合6kVA以上の従量電灯Cで契約しています。
シン・エナジーでは、この契約をプランC(法人名義の場合は法人プランC)に切り替える形になります。
特徴は、大手の従量電灯Cと同じ3段階料金の仕組みのまま、基本料金と電力量料金の単価が低く設定されていることです。
競合の新電力との違いは、初期費用・解約手数料・違約金が0円で、契約期間の縛りもない点です。
法人向けの電力契約は数年単位の契約期間を設けている会社も多いため、「まず1年試してみる」ができるのは大きな安心材料です。
切り替えの手続きも、契約中の電力会社への解約連絡や工事は原則不要です。
営業時間中の照明と空調の使用が中心で、使用量が安定している店舗や事務所に向いています。
飲食店・美容室など業務用エアコンを使う店舗は「低圧動力ワイド」と組み合わせる
飲食店や美容室、トレーニングジムのように、業務用エアコンや業務用冷蔵庫を使う店舗は、電灯契約とは別に「動力契約」を結んでいるのが一般的です。
検針票が2枚届いている、または1枚に「低圧電力」という記載がある場合は、動力契約があると考えてください。
この動力契約を切り替える先が、低圧動力ワイドです。
低圧動力ワイドは、契約電力に応じた基本料金に加えて、夏季とその他の季節で電力量料金の単価が変わる仕組みになっています。
夏場に業務用エアコンをフル稼働させる飲食店では、季節ごとの単価を確認しておくことが大切です。
編集部がすすめるのは、電灯と動力を同時にシン・エナジーへ切り替える方法です。
片方だけ切り替えると請求書が2社に分かれ、毎月の経費管理が煩雑になります。
まとめて切り替えれば請求元がひとつになり、マイページで電灯と動力の使用量を並べて確認できるようになります。
シン・エナジー公式サイトの試算例でも、飲食製造小売店や衣料品小売店などで、電灯と動力をセットで切り替えた場合の削減額が紹介されています。
業務用エアコンの台数が多く、年間を通して動力の使用量が多い店舗ほど、見直しの効果が出やすいタイプです。
自宅兼店舗・個人事業主の場合の考え方
自宅の一部を店舗や事務所として使っている個人事業主の場合、選ぶプランは電気メーターがいくつあるかで決まります。
メーターが1つで、住まいとお店の電気をまとめて使っている場合は、ひとつの契約として扱われます。
契約容量が60A以下ならきほんプランや生活フィットプラン、6kVA以上ならプランCが候補です。
日中に営業していて、昼間の使用量が多いなら【昼】生活フィットプランが合う可能性もあります。
店舗部分に専用のメーターがある場合は、住まいと店舗をそれぞれ別の契約として申し込みます。
シン・エナジーの申し込み画面では、「家庭での使用」と「それ以外(事務所・店舗など)」を選ぶ仕組みになっているので、使用場所ごとに用途を分けて申し込むのが正しい方法です。
マイページからは、2か所目以降の使用場所を追加で申し込むこともできます。
契約を分けておくと、店舗分の電気代を経費として整理しやすくなるメリットもあります。
確定申告のたびに家事按分で悩んでいる人は、電気の契約から住まいと店舗を分けることも検討してみてください。
複数店舗を持つ事業者のメリット(請求書一括管理・使用量の見える化)
複数の店舗や事業所を運営している事業者にとって、シン・エナジーには料金以外のメリットもあります。
それが、複数拠点の請求書を一括でダウンロードできる機能です。
法人契約のマイページでは、請求明細をExcel形式でダウンロードできるため、経理担当者が店舗ごとの請求書を集める手間を省けます。
もうひとつは、拠点ごとに「月別・日別・時間帯別」の使用量を確認できる点です。
「A店だけ閉店後も電気を使っている」「B店は昼のピーク時間の使用量が突出している」といった店舗ごとのムダが、数字で見えるようになります。
節電の指示も、感覚ではなくデータをもとに出せるようになります。
電気代の削減額だけでなく、管理業務の効率化まで含めて評価できるのが、複数店舗の事業者にシン・エナジーをすすめる理由です。
編集部の見解|店舗こそシン・エナジーを試す価値がある理由
ソラマルセレクト編集部が店舗にシン・エナジーをすすめる理由は、大きく3つあります。
1つめは、電灯と動力をまとめて切り替えられることです。
家庭向けが中心の新電力では動力プランがない会社も多く、店舗の電気をまとめて見直せる選択肢は限られます。
2つめは、解約金0円・縛りなしで試せることです。
事業用の電力契約は、期間の途中で解約すると違約金がかかる会社も少なくありません。
シン・エナジーなら、実際の請求額を見てから続けるかどうかを判断できます。
3つめは、使用量の見える化で節電の手がかりがつかめることです。
ただし、電源調達調整費は市場価格に連動するため、夏や冬に市場価格が高騰した月は請求額が上がるリスクがあります。
申し込む前には、直近12ヶ月分の検針票を用意し、年間の合計額で比較することを強くすすめます。
法人向けの窓口では試算の依頼もできるので、判断に迷う場合は活用してください。
高圧(契約電力50kW以上)の場合は別窓口になる
ここまで紹介したプランCと低圧動力ワイドは、どちらも契約電力50kW未満の「低圧」向けのプランです。
中規模以上のスーパー、工場、ビルなど、契約電力が50kW以上の施設は「高圧」契約になり、申し込みの窓口も別になります。
シン・エナジーの高圧向けには、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場価格に30分ごとに連動する「市場連動プラン」があります。
毎日「翌日の単価」が公表されるため、単価の安い時間帯に稼働を寄せられる施設ほどメリットが出やすい仕組みです。
シン・エナジー公式サイトでは、北海道・東北エリアでメリットが出る事例が多いと案内されています。
高圧の市場連動プランは、低圧のプランよりも価格変動の影響を大きく受けます。
高圧で契約している事業者は、公式の法人向け窓口で自社の使用データをもとに試算してもらうのが確実です。
エリア別|今シン・エナジーが安いエリア・高いエリア
シン・エナジーの電気代は、プランと同じくらい住んでいるエリアによって損得が大きく変わります。
料金単価や容量拠出金相当額がエリアごとに異なり、比較相手となる大手電力の料金水準もエリアごとに違うためです。
下の表は、3人暮らし(40A・月375kWh)の家庭がきほんプランに切り替えた場合の月額を、単価ベースで試算したものです。
「◎」は大手より大きく安いエリア、「△」はほぼ同じエリア、「×」は大手より高いエリアを表しています。
単価ベースで大手より大きく安くなるのは、北海道・東北・関東・北陸・中国・四国・沖縄の7エリアです。
一方で、中部・関西エリアは差がほとんどなく、九州エリアはシン・エナジーのほうが高くなります。
中部・関西・九州に住んでいる家庭は、プランCや【昼】生活フィットプランなど、条件が合うプランに絞って検討するのが現実的です。
| エリア | シン・エナジー きほんプラン(月額目安) | 大手電力 従量電灯(月額目安) | 月の差額 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 約14,187円 | 約18,581円 | 約4,394円安い | ◎ |
| 東北 | 約12,213円 | 約16,171円 | 約3,958円安い | ◎ |
| 関東 | 約11,940円 | 約15,979円 | 約4,039円安い | ◎ |
| 中部 | 約12,037円 | 約12,163円 | 約126円安い | △ ほぼ同じ |
| 北陸 | 約11,032円 | 約15,470円 | 約4,438円安い | ◎ |
| 関西 | 約10,876円 | 約10,966円 | 約90円安い | △ ほぼ同じ |
| 中国 | 約11,445円 | 約15,980円 | 約4,535円安い | ◎ |
| 四国 | 約11,855円 | 約15,373円 | 約3,518円安い | ◎ |
| 九州 | 約11,608円 | 約11,374円 | 約234円高い | × |
| 沖縄 | 約12,172円 | 約18,073円 | 約5,901円安い | ◎ |
※大手電力は各エリアの従量電灯B(関西・中国・四国・沖縄は従量電灯A)。単価は2026年9月時点の公開情報をもとにしています。燃料費調整額・電源調達調整費を除いた単価ベースの試算です(詳しくは「この記事の料金試算について」)。
「◎」のエリアでも、電気の市場価格が高騰した月は、表の差額が縮まったり逆転したりすることがあります。
表の差額は目安と考え、シン・エナジー公式サイトで当月の電源調達調整単価もあわせて確認してください。
シン・エナジーの口コミ・評判(ソラマルセレクト編集部 独自調査)
ソラマルセレクト編集部では、X(旧Twitter)に投稿されたシン・エナジー利用者の声を調査しました。
ここでは、投稿の内容を編集部で要約して紹介します。
全体の傾向としては、プランを見直して電気代が下がったという好意的な声がある一方で、容量拠出金の上乗せに対する不満の声も目立ちました。
また、好意的な口コミの多くは2024年前半までの投稿です。
電源調達調整費は月ごとに変動するため、口コミの時期と自分のエリアを踏まえて読むことが大切です。
😊 良い口コミ
良い口コミで多かったのは、大手電力から切り替えて請求額が下がったという声です。
同じくらいの使用量で1,000円以上安くなった、年間で2万円近い差になりそうだといった、具体的な金額を挙げた投稿が見られました。
次に多かったのが、暮らし方に合わせてプランを選び直せる点を評価する声です。
【夜】生活フィットプランで夜間を安くしている人や、季節によってプランを見直している人の投稿がありました。
ほかにも、節電プログラムの達成特典としてAmazonギフト券を受け取ったという投稿もありました。
プラン変更に手数料がかからないことが、こうした柔軟な使い方を後押ししているようです。
東京電力から切り替えた利用者
前の年の同じ月は東京電力で約221kWhを使って6,700円台だったのに、シン・エナジーに変えたら同じ使用量で5,400円台になり、1,000円以上安くなった。
ソラマルセレクト編集部 独自調査
【夜】生活フィットプラン利用者
電力会社はたくさんあるので、自分の生活スタイルに合うところを探せば無理なく節約できる。自分は夜間が安くなる【夜】生活フィットプランにしている。
ソラマルセレクト編集部 独自調査
プランCに変更した利用者
冬は暖房をつけっぱなしにするので、きほんプランからプランCに変更した。春を過ぎたら、きほんプランに戻したほうがいいか考えている。
ソラマルセレクト編集部 独自調査
😟 注意が必要な口コミ
注意が必要な口コミで最も多かったのは、容量拠出金相当額の上乗せに関する声です。
2024年度に容量拠出金相当額が導入された際、シン・エナジーから届いたお知らせを見て「負担が増える」と感じた利用者が多かったようです。
当時の単価は1.65円/kWhで、月300kWh使う家庭では約500円の負担増になる計算でした。
ただし、容量拠出金は国の制度にもとづく費用で、シン・エナジーだけでなく多くの電力会社が同じように電気代へ反映しています。
2026年度の単価は地域別に設定され、東京エリアでは1.10円/kWhになっています。
また、節電キャンペーンの特典の案内メールを見落としかけたという投稿もありました。
特典や重要なお知らせはメールで届くため、登録するメールアドレスは普段確認するものにしておくと安心です。
きほんプラン利用者
シン・エナジーから容量拠出金のお知らせが届いた。1kWhあたり1.65円が加算され、300kWh使う人なら毎月500円ほど増える。消費者の負担ばかり増えることに納得がいかない。
ソラマルセレクト編集部 独自調査
シン・エナジー利用者
容量拠出金の通知を見て趣旨は理解したが、再エネ賦課金を払ったうえに、供給を安定させるための費用まで負担するのは腑に落ちない。
ソラマルセレクト編集部 独自調査
節電プログラム参加者
節電チャレンジの達成特典(Amazonギフト券)の案内メールが届いていたのに、見過ごして捨てるところだった。
ソラマルセレクト編集部 独自調査
※X(旧Twitter)の投稿をもとに、ソラマルセレクト編集部が内容を要約して掲載しています。個人の感想であり、料金は投稿当時のものです。
口コミから見えるシン・エナジーの実像(編集部の見解)
口コミを総合すると、シン・エナジーの評価は「いつ・どのエリアで・どのプランを使ったか」で大きく分かれることが分かります。
2024年前半までの「安くなった」という声は、当時の市場価格が落ち着いていたことも大きく影響しています。
今から申し込む人は、過去の口コミの金額をそのまま当てはめないように注意してください。
一方で、「プランを暮らし方に合わせて選び直せる」という評価は、今も変わらないシン・エナジーの強みです。
プラン変更の柔軟さを使いこなせる人ほど満足度が高い傾向があります。
容量拠出金への不満については、制度上ほぼすべての新電力に共通する費用なので、シン・エナジー固有の弱点とはいえません。
編集部としては、電源調達調整費の変動リスクを理解したうえで、条件が合う人が選ぶ電力会社と評価しています。
シン・エナジーのメリット・デメリット
ここまでの内容をもとに、シン・エナジーのメリットとデメリットを整理します。
メリットは「プランの選択肢の多さ」と「切り替えやすさ」に、デメリットは「料金の変動」と「電気以外の特典の少なさ」に集約されます。
特に大事なのは、デメリットの多くは事前に試算すれば避けられるという点です。
反対に、メリットを活かせるかどうかは、自分の家やお店の使い方にプランが合っているかで決まります。
両方を確認したうえで、自分にとってメリットが上回るかどうかを判断してください。
✅ メリット
シン・エナジーの最大のメリットは、家庭向けから店舗の動力まで、低圧の電気をひとつの会社でまとめられることです。
昼型・夜型の時間帯別プランがあり、プラン変更に手数料がかからない点も、暮らし方が変わりやすい家庭にとって安心材料になります。
運営面では、再生可能エネルギーの開発を本業としていることや、2024年に住信SBIネット銀行と資本業務提携を結んだことも、新電力としての安定性を評価する材料になります。

出典:シン・エナジー
きほんプランに加え、日中が安い【昼】、深夜が安い【夜】の生活フィットプランがあります。昼間が安いプランは新電力の中でも珍しい存在です。
プランCと低圧動力ワイドで、店舗の電気をまとめて見直せます。複数拠点の請求書の一括ダウンロードにも対応しています。
契約事務手数料も違約金もかかりません。実際の請求額を見てから、続けるかどうかを判断できます。
基本料金と電力量料金の単価で比べると、北海道・東北・関東・北陸・中国・四国・沖縄の各エリアで大手の従量電灯より安く設定されています。
⚠️ デメリット
一方のデメリットで最も大きいのは、電源調達調整費によって毎月の請求額が変動することです。
市場価格が高騰した月は、単価で安くても請求額では大手電力を上回る可能性があります。
また、ガスとのセット割やポイント還元がないため、電気以外の特典で得をしたい人には物足りなく感じるはずです。
オール電化専用のプランもないため、オール電化住宅には基本的に向かない点も押さえておきましょう。
電源調達調整費はJEPXの市場価格に連動します。同じ使用量でも、月によって請求額が大きく変わることがあります。
中部・関西エリアは単価ベースで大手とほぼ同じ、九州エリアは大手より高くなります。調整費の変動を考えると、切り替えのメリットは出にくいエリアです。
都市ガスの供給はなく、電気代に応じたポイント還元もありません。料金そのもので判断する必要があります。
【夜】生活フィットプランはオール電化向けの設計ではありません。大手のオール電化プランからの乗り換えは慎重に判断してください。
他社と比べてどう?シン・エナジーを選ぶべき人・選ばない方がいい人
シン・エナジーが自分に合っているかを判断するには、ほかの選択肢と並べてみるのが近道です。
ここでは、比較されることが多い大手電力の従量電灯と、固定単価型の新電力の2つと比べます。
結論から言うと、シン・エナジーは「どの条件でも一番安い」タイプの電力会社ではありません。
強みが出るのは、プランの選び方や使う場所がハマったときです。
比較の結果をふまえて、最後にシン・エナジーが向いている人・向いていない人を整理します。
| 比較項目 | シン・エナジー | 大手電力(従量電灯) | 固定単価型の新電力(例:オクトパスエナジー) |
|---|---|---|---|
| 料金の調整方法 | 電源調達調整費(市場価格連動) | 燃料費調整額(燃料価格連動) | 燃料費調整額(燃料価格連動) |
| 時間帯別プラン | 昼型・夜型の2種類 | オール電化向けなど | 会社による |
| 店舗向けプラン・動力 | プランC・低圧動力ワイドあり | あり | 会社による |
| 解約金・縛り | なし | なし | なし(会社による) |
| ガスセット・ポイント | なし | 会社による | 会社による |
| 向いている人 | 単価差が大きいエリアの家庭・60A超の家庭・店舗 | 変動を避けたい人 | 家庭の電気代を安定して下げたい人 |
大手電力の従量電灯との違い
大手電力の従量電灯とシン・エナジーの最大の違いは、料金を調整する仕組みです。
大手電力は、原油やLNGなど燃料の輸入価格にもとづく燃料費調整額で料金を調整しています。
一方のシン・エナジーは、電力の卸売市場の価格に連動する電源調達調整費を使っています。
燃料費調整額は、数ヶ月前の燃料価格をもとに計算されるため、変動がゆるやかです。
電源調達調整費は市場価格を反映するため、安い月はしっかり安く、高い月は大きく上がるという違いがあります。
電気の品質や停電時の対応は変わりません。
送配電網はこれまでどおり各地域の一般送配電事業者の設備を使うため、切り替えても停電しやすくなることはありません。
つまり、大手との比較で考えるべきなのは「料金の変動を受け入れられるかどうか」だけです。
固定単価型の新電力(オクトパスエナジーなど)との違い
家庭の電気代を安定して下げたい人にとって、比較の相手になるのがオクトパスエナジーのような固定単価型の新電力です。
オクトパスエナジーは東京ガスとの共同運営で、料金の調整には大手電力と同じ燃料費調整額を使っています。
固定単価型の新電力は、大手電力と同じ燃料費調整額の仕組みで料金が決まるため、大手と比べたときの差額が読みやすいのが特徴です。
一般的な家庭の電気代を、毎月の変動を抑えながら下げたいなら、固定単価型の新電力のほうが合う人は多いはずです。
一方で、シン・エナジーには昼間が安い【昼】生活フィットプランや、店舗向けの低圧動力ワイドがあります。
在宅ワークで日中の使用が多い家庭や、電灯と動力をまとめて見直したい店舗にとっては、固定単価型の新電力にはない選択肢です。
編集部としては、「標準的な家庭なら固定単価型も比較、特殊な使い方ならシン・エナジー」という使い分けをすすめます。
シン・エナジーが向いている人・向いていない人
ここまでの比較をふまえて、シン・エナジーが向いている人をタイプ別にまとめました。
共通するのは、使う時間帯や使う場所に「特徴」があることです。
反対に、ごく標準的な使い方の家庭や、毎月の請求額を一定にしたい家庭には、シン・エナジーの強みが活きにくくなります。
特にオール電化住宅や、電気とガスのセット割を重視する家庭は、ほかの電力会社を優先して検討したほうが満足度は高くなるはずです。
下のチェックリストで、自分がどちらに近いかを確認してください。
💡 こんな人にとくにおすすめ①
北海道・東北・関東・北陸・中国・四国・沖縄エリアに住んでいる
使用量が多く、電気代の負担が大きい
縛りなしで試してみたい
プランを暮らし方に合わせて選びたい
🏠 こんな人にとくにおすすめ②
従量電灯C(6kVA以上)で契約している
在宅ワークで日中に電気をよく使う
ペットのために日中もエアコンをつけている
使用量のデータを見て節電したい
🏪 こんな人にとくにおすすめ③
電灯と動力の両方を契約している
業務用エアコンや冷蔵庫をよく使う
複数拠点の請求書をまとめて管理したい
違約金なしで電気代を見直したい
・オール電化住宅の人:専用プランがなく、乗り換えると電気代が上がる可能性があります。
・毎月の請求額を安定させたい人:電源調達調整費の影響で、月ごとの変動が大きくなることがあります。
・ガスとのセット割やポイント還元を重視する人:シン・エナジーにはどちらもありません。
・中部・関西・九州エリアの標準的な家庭:単価ベースでも大手電力との差がほとんどなく、調整費しだいでは高くなる可能性があります。
【相談事例】家庭・店舗別におすすめしたプランと理由
ここでは、ソラマルセレクト編集部に寄せられることの多い相談を3つ取り上げ、それぞれにおすすめしたプランと、その理由を解説します。
家庭の2つの事例は、「何時に、どの家電を、どのくらい使うか」を時間帯ごとに分けて電気代を試算しました。
試算は関東エリアの条件で、記事前半の「この記事の料金試算について」と同じく、毎月変わる調整額を除いた単価ベースで計算しています。
結論を先に言うと、同じ40Aの家庭でも、使い方しだいで最適なプランは変わります。
自分の家やお店に近い相談から読んでみてください。
※相談事例は、編集部に寄せられることの多い相談をもとにしたモデルケースです。家電の消費電力は一般的な目安で、実際の使用量は機種や使い方、季節によって変わります。
相談①:共働き・子ども2人の家庭「夜型だから【夜】プランでいい?」
「平日は夫婦とも18時ごろに帰宅するので、電気を使うのはほとんど夜です。夜型の家庭なら、【夜】生活フィットプランを選べばいいですか?」
使用量の半分近くが、生活フィットプランでは単価の高いライフタイムに集中しているため
この家庭の平日は、朝の支度で2.0kWh、帰宅後の16〜23時で6.0kWhを使います。
日中は家に誰もいないので、冷蔵庫と待機電力の0.8kWhだけです。
休日は家族全員が家にいるため、1日の使用量は18kWhまで増えます。
1か月を平日22日・休日8日として合計すると、月の使用量は375kWhです。
そのうち約47%が、単価の高いライフタイムに集中しています。
【夜】生活フィットプランで安くなるのは23時以降の深夜だけなので、「夜型」の家庭でも、帰宅後の時間帯は高い単価がかかってしまいます。
| 時間帯 | 主な使い方 | 1日の使用量 | 月の合計 |
|---|---|---|---|
| ライフタイム (平日6〜9時・16〜23時) | 朝の電子レンジ・ドライヤー、夕方以降のエアコン2台・照明・テレビ・洗濯機・食洗機 | 平日 8.0kWh | 176kWh(47%) |
| デイタイム (平日9〜16時・休日8〜22時) | 平日は冷蔵庫・待機電力のみ、休日は家族全員が在宅 | 平日 0.8kWh 休日 13.0kWh | 122kWh(32%) |
| ナイトタイム (平日23〜6時・休日22〜8時) | 冷蔵庫・寝室のエアコン | 平日 1.7kWh 休日 5.0kWh | 77kWh(21%) |
| 合計 | ― | 平日 10.5kWh 休日 18.0kWh | 375kWh |
| プラン(関東・40A) | 基本料金 | 電力量料金 | 月額合計 |
|---|---|---|---|
| 東京電力 従量電灯B | 1,247円 | 13,165円 | 15,979円 |
| シン・エナジー きほんプラン | 1,061円 | 8,899円 | 11,940円 |
| 【昼】生活フィットプラン | 754円 | 9,963円 | 12,697円 |
| 【夜】生活フィットプラン | 754円 | 10,400円 | 13,133円 |
※単価ベースの試算です。端数処理の関係で、内訳の合計と一致しない場合があります。
計算してみると、【夜】生活フィットプランはきほんプランより月1,193円高い結果になりました。
夕方から夜の使用量が多いこの家庭では、ライフタイムの32.65円/kWhが重くのしかかるためです。
この使い方なら、きほんプランが最も安いという結論になります。
食洗機と洗濯乾燥機を23時以降の予約運転に変えた場合
この相談では、「深夜に家電を回せば【夜】プランのほうが安くなるのでは」という追加の質問もあったので、あわせて試算しました。
食洗機(1回約0.9kWh)と洗濯乾燥機(1回約1.1kWh)を、平日は毎日23時以降の予約運転に切り替えたと仮定します。
これで、平日1日あたり2.0kWh、月44kWhがライフタイムからナイトタイムへ移動します。
| プラン(関東・40A・月375kWh) | 予約運転なし | 予約運転あり | 変化 |
|---|---|---|---|
| きほんプラン | 11,940円 | 11,940円 | ±0円 |
| 【昼】生活フィットプラン | 12,697円 | 12,271円 | −426円 |
| 【夜】生活フィットプラン | 13,133円 | 12,527円 | −606円 |
予約運転に切り替えると、【夜】生活フィットプランは月606円安くなりました。
それでも、きほんプランとの差はまだ月587円残ります。
【夜】プランがきほんプランを下回るには、さらに月43kWhほどを深夜に移す必要がある計算です。
ただ、夕食どきのエアコンや照明は、時間をずらすことができません。
この家庭の暮らし方では、これ以上深夜に移せる家電はほとんど残っていないのが現実です。
そこで編集部としては、この家庭にはきほんプランをすすめました。
ちなみに、東京電力の従量電灯Bと比べると、単価ベースで月4,039円安い計算です。
相談②:在宅ワーク・犬がいる家庭「昼が安いプランは得?」
「夫が在宅ワークで、日中はパソコンとエアコンがつけっぱなしです。犬がいるので、外出中もエアコンは切れません。昼が安いプランは、うちでも得になりますか?」
使用量の半分以上が、単価の安いデイタイムに入るため
この家庭の夏の平日は、9〜16時の日中だけで7.0kWhを使います。
内訳は、リビングのエアコン(1時間あたり約0.6kWh×7時間)で4.2kWh、パソコンとモニターで0.6kWh、昼食の調理や照明・冷蔵庫などで2.2kWhです。
休日は8〜22時がまるごとデイタイムになるため、1日の大半が安い時間帯に入ります。
1か月を合計すると、月450kWhのうち約54%がデイタイムという使い方でした。
| 時間帯 | 主な使い方 | 1日の使用量 | 月の合計 |
|---|---|---|---|
| ライフタイム (平日6〜9時・16〜23時) | 朝の支度、夕方以降のエアコン・調理・照明・テレビ | 平日 6.5kWh | 143kWh(32%) |
| デイタイム (平日9〜16時・休日8〜22時) | 在宅ワーク中のエアコン・パソコン、昼食の調理、休日の在宅 | 平日 7.0kWh 休日 11.0kWh | 242kWh(54%) |
| ナイトタイム (平日23〜6時・休日22〜8時) | 冷蔵庫・寝室のエアコン | 平日 1.8kWh 休日 3.2kWh | 65kWh(14%) |
| 合計 | ― | 平日 15.3kWh 休日 14.2kWh | 450kWh |
| プラン(関東・40A) | 基本料金 | 電力量料金 | 月額合計 |
|---|---|---|---|
| 東京電力 従量電灯B | 1,247円 | 16,202円 | 19,330円 |
| シン・エナジー きほんプラン | 1,061円 | 10,977円 | 14,415円 |
| 【昼】生活フィットプラン | 754円 | 11,015円 | 14,144円 |
| 【夜】生活フィットプラン | 754円 | 12,249円 | 15,378円 |
※単価ベースの試算です。端数処理の関係で、内訳の合計と一致しない場合があります。
試算の結果、【昼】生活フィットプランが最も安く、きほんプランより月271円安くなりました。
年間にすると3,000円ほどの差ですが、エアコンを長時間使う夏と冬ほど、日中の使用量が増えて差は広がりやすくなります。
一方で、エアコンをあまり使わない春や秋は、日中の使用量が減り、きほんプランのほうが安くなる月もありそうです。
そこで編集部は、【昼】生活フィットプランをすすめたうえで、季節の変わり目にマイページで使用量を確認するようにアドバイスしました。
▶ シン・エナジー公式サイトで【昼】生活フィットプランを見る
相談③:15席のカフェ「お店の電気もシン・エナジーに変えられる?」
「8時から19時まで営業している15席のカフェです。照明、冷蔵ショーケース、エスプレッソマシン、製氷機を使っていて、電灯は10kVA、月1,000kWhほどです。夏は業務用エアコンもフル稼働します。お店の電気もシン・エナジーに変えられますか?」
電灯と動力をまとめて同じ会社に切り替えられ、解約金なしで試せるため
このカフェで電気を多く使うのは、営業時間中の照明と、1日中動いている冷蔵ショーケース・製氷機です。
エスプレッソマシンは待機中も保温のために電気を使うため、営業時間が長いほど使用量が増えます。
こうした使い方で、電灯の使用量は月1,000kWh前後になります。
この電灯契約は大手電力の従量電灯Cにあたるため、シン・エナジーではプランCへの切り替えが候補です。
比較サイトの試算では、東京電力エリアで10kVA・月1,000kWhの場合、東京電力の従量電灯Cより約21%、年間で約8万円安くなるという結果が出ています。
業務用エアコンの動力契約は、低圧動力ワイドに切り替えます。
動力の料金は、契約電力と季節ごとの使用量によって大きく変わります。
そのため編集部では、動力について一律の試算は出していません。
このカフェには、直近12か月分の検針票(電灯・動力の2枚)をそろえて、シン・エナジーの法人向け窓口で試算してもらうようにすすめました。
電灯と動力をまとめて試算してもらえば、年間でいくら変わるのかを一度に確認できます。
※比較サイトの試算は、サイトごとに試算の時期や条件(調整費の扱いなど)が異なります。最新の料金はシン・エナジー公式サイトで確認してください。
3つの相談からわかること(編集部の見解)
3つの相談を並べると、プラン選びで見るべきポイントがはっきりします。
家庭の場合、損得を決めるのは家族の人数や契約アンペアではなく、電気を使う時間帯の割合です。
相談①の家庭は、使用量の47%が単価の高いライフタイムに集中していたため、きほんプランが最も安くなりました。
相談②の家庭は、使用量の54%がデイタイムに入っていたため、【昼】生活フィットプランが有利になりました。
編集部の目安としては、月の使用量が400kWhを超え、ライフタイムの割合が3割程度に収まるかどうかが、生活フィットプランを選ぶかどうかの分かれ目です。
月300kWh前後の家庭なら、ライフタイムを2割未満に抑えられない限り、きほんプランを選んでください。
店舗の場合は、電灯と動力の2つの契約をまとめて見直すことが大切です。
片方だけを切り替えると、請求書が2社に分かれ、年間の効果も見えにくくなります。
自分の家の時間帯ごとの割合は、今の電力会社の会員ページで30分ごとの使用量を見られる場合があります。
まずは手元の検針票と使用データを確認するところから始めてみてください。
申し込みの流れとプラン変更の方法
シン・エナジーの申し込みはWebで完結し、入力がスムーズなら10〜15分ほどで終わります。
事前に用意しておきたいのは、今の電力会社の検針票(電気使用量のお知らせ)です。
検針票に書かれた「供給地点特定番号(22桁)」と「お客様番号」を入力する必要があるためです。
検針票が手元にない場合は、今契約している電力会社のWebサイトや会員ページで確認できます。
支払い方法は口座振替かクレジットカードから選べるので、どちらかを手元に用意しておきましょう。
今の住まいで切り替える場合、契約中の電力会社への解約連絡や工事は原則不要です。
申し込みから供給開始までは、2週間〜2ヶ月ほどが目安になります。
シン・エナジー公式サイトの申し込みページで、契約者名・住所・メールアドレス・生年月日・電話番号を入力します。登録したメールアドレスに、ログインIDと仮パスワードが届きます。
メールのリンクからログインし、検針票を見ながら使用場所の情報を入力します。家庭用か店舗・事務所用かを選び、希望するプランを選択します。
口座振替かクレジットカードを登録し、入力内容を確認して申し込みを完了します。口座振替の登録が済むまでは、コンビニ払いで請求される場合があります。
シン・エナジーが切り替えの手続きを行い、供給開始日が決まるとメールで連絡が届きます。今の住まいで切り替える場合は、次回または次々回の検針日から供給が始まります。
引っ越し先で申し込む場合とプラン変更の方法
引っ越し先で使う場合は、申込日を含めて6日目から60日目までの間で供給開始日を指定できます。
引っ越しの1週間前までには申し込みを済ませておくと安心です。
この場合、引っ越し前の住まいの電気は、自分で今の電力会社に解約の連絡をする必要があります。
契約後にプランを変えたくなったときは、マイページの「契約プランの変更」から手続きできます。
プラン変更に手数料はかからないので、季節や暮らし方の変化に合わせて見直すことが可能です。
編集部としては、契約から3〜4ヶ月たったらマイページの時間別グラフを確認し、「ぴったりプラン診断」で今のプランが合っているかをチェックする流れをすすめます。
一度決めたら終わりではなく、使いながら最適化していくのが、シン・エナジーを上手に使うコツです。
よくある質問(FAQ)
最後に、シン・エナジーのプラン選びでよく寄せられる疑問に答えます。
特に多いのが、「切り替えると停電しやすくならないか」という不安と、「プランを途中で変えられるか」という質問です。
どちらも結論から言えば心配はいりませんが、細かい条件もあわせて確認しておきましょう。
店舗での契約やエリアごとの違いなど、本文で触れきれなかった点もここで補足しています。
申し込み前の最終チェックとして、自分に関係する質問だけでも目を通しておくと安心です。
シン・エナジーは「合う人」には強い電力会社
まずは自分の検針票で試算しよう
単価の差が大きいエリアの家庭、60Aを超える大家族、日中の使用が多い家庭、そして電灯と動力をまとめて見直したい店舗。
条件が合えば、シン・エナジーは大手電力にはない選択肢になります。
初期費用・解約金0円で縛りもないので、公式サイトで自分に合うプランと料金を確認してみてください。
※公式サイトに移動します。料金・キャンペーンは変更される場合があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。2026年9月時点の情報です。



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